春名恵です。
まず、先日の大阪北部地震の被害に遭われた方へお見舞い申し上げます。
私も阪神・淡路大震災を20代前半で体験しているので、普段当たり前にある電気・水道・ガスというライフラインを突如奪われた不便さというのは痛感しています。
また、当時不動産会社の窓口で働いていたので、震災(災害)によって、これまでの生活がガラッと変わることを余儀なくされる人たちの姿も目の当たりにしてきました。
お金がすべてではないけど、お金のある・無いで、その後の生活の差を見せつけられたというのも、この震災後の不動産処理にあたっていたときなんですね。
お金を持っている大家さんは、一夜にして瓦礫と化した敷地(自分の土地)にアパートを建築する計画を立て、その数ヵ月後に新築アパートとして入居者を募集した際には、以前よりも多い家賃収入を得られた一方で、
今の持ち家が全財産というのに、震災以前に変わった法律に基づくと、建蔽率(けんぺいりつ:土地面積に対する建築可能な面積の割合)が減少するため、元と同じ大きさの家が建てられず、かと言って土地が狭いため売るに売れず、じゃぁ隣近所の人たちと土地を合わせてアパートなりマンションなりに立て替えようかという話が出るも、反対する人たちもいて・・・
というふうに、お金があったら違う選択もできたであろう場面にも、事務職ながら震災直後はほぼ毎日というぐらい立ち会っていました。
そういったことは、有事にならなくても「そういう可能性がある」ということで普段から取り組んでいけたはずだけど、いざ自分事にならない限り、なかなか意識を向けられないものなのかもしれません。
これらは、重要だけど緊急ではないことです。
緊急でないからこそ普段から『わざわざ時間を作って』、自分にとっての重要なことを考えていきたいですね。
このメルマガがそんな位置づけになれたら、と思っています。
では、今日は『自分を好きになる方法』についてお届けします。
さて。
あなたは自分のことが好きですか?
「Yes」の人は、この先はあまり参考にならないかもしれません。
「No」の人は、このまま続けて読んでみてください。
では、自分のことを好きになるためにどうしたらいいと思いますか?
これは、自分のことを嫌いになるときってどんなとき?を考えても同じ答えにたどり着くと思います。
ちょっと考えてみてくださいね。
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では、私の答えを言います。
★自分のことを嫌いになるときは、自分との約束を守っていないとき
★自分のことを好きだと言えるときは、自分との約束を守っているとき
だと思います。いかがですか?
よく、好きなことをしよう♪ワクワクすることをしよう♪って言うけど、それって自分の魂の願いに忠実に行動するということ。
まだそれをすることに抵抗ある人は「家族が反対するから」「今の環境ではムリ」と言われることが多いですが、これって自分との約束は横に置いて、他人との約束ばかり守っている状態です。
それがダメとは言いません。
キツイ言い方かもしれないけれど、過程はどうであれ、最終的には自分が選んでいることなので。
ただ、いつ期限が来るか分からない命の時間の使い方、それでいいの?とも思うのです。
また、他人との約束ばかり守っていると、自分との約束を守ることは後回し。どんどん自分を嫌いになっていきます。
人は、自分に優しくできる範囲でしか人にも優しくできません。
だから、本当に人に優しくなりたいと思うのであれば、まず自分に対して優しくなる必要があります。
ただし、優しくするのと甘やかすのとは違います。
「いいよ、いいよ」「今日はもう遅いからいいよ」と自分を甘やかし、今日も明日も約束を破り続けると、そりゃ自分を嫌いにもなりますよね。
自分を好きになるには、今日一日の小さな約束から人生をかけた大きな約束まで、周りの環境がどうであろうと、誰が何と言おうと、その中でできることを一つずつ守っていくこと。
つまり自分の本音を行動に移し、実現していくこと。(そのためには、自分の本音が何かを知ることも必要になります)
自分の存在価値は、他人との約束を守るばかりでは満たされません。
自分との約束を守る習慣を通じて、自分はちゃんと自分に対して誠実に生きているという実感が、自らの存在価値にOKを出せるようになるのです。
そうすることで自分を犠牲にすることなく、自分らしくいながら、他人との約束も守っていけるようになります。
今日あなたが守ろうとしている他人との約束は何ですか?
それと同じだけ、自分との間で守る約束は明確になっていますか?
もし、自分との約束が分からなかったら「自分との約束って何だろう?」と心の中で問いかけてみてくださいね。