おはようございます。春名恵です。
偶然か必然か、ここ最近「自分は、ゼロからものを生み出す才能はない」というセリフを、複数の人から聞いています。
好きを仕事にしたい人のヒントにもなると思ったので、今日は「どのようにすればオリジナル商品やサービスを生み出せるか?」について書いてみたいと思います。
さて、私の筆文字講座や個人セッションはオリジナルで作っているし、筆文字作品ももちろんオリジナルです。
でも、まったく何もないゼロの状態から生み出したのか?というとそうではないです。(パクリではないですよ 笑)
オリジナルって、よく言われるように『既存のものの組み合わせ』です。
既存のもの×既存のもの の組み合わせパターンは、それこそ数え切れないほどあります。
さらに、「これを組み合わせてみよう!」と思う要素のひとつに、『これまでの体験』があります。
みんなと同じ場にいて同じ体験をしたとしても、それをどう解釈するかは人によって違うし、その違いが、Aさんは「○と△を組み合わせよう」という発想になり、Bさんは「いやいや、私は□と△を組み合わせよう」という発想になる。
つまり、『既存のもの×既存のもの×個人の体験』によって、その人独自の解釈が生まれます。
それを詩・メッセージ・文章にするのか、絵にするのか、アクセサリーにするのか、音・曲にするのか、料理や香りで表現するのか、ダンス・フォームなど体の動きで表現するのかと、形は違えど、アウトプットされたものがオリジナルとなっていくのです。
既存のもののどの部分を見るか、どの部分を切り取るかという視点は、言ってみれば『観察力』です。
物事にどっぷり浸かり込まず(←ここ大事)、一歩引いた位置から観察することで、そこには『気づき』が生まれるはず。
この『気づき』こそ、オリジナルの種なのですよ。
物事を習得する際、しぐさや形をマネすることから始めることは大事です。
でも、ただ見た目だけマネし続けていても、お手本以上にはなれません。つまり、そこにはオリジナル品は生まれないのです。
オリジナルの種である『気づき』。
それが生まれるためには、「自分は、何のためにそれをしようとしているのか?」とか「そもそも、自分は何のために生きているのか?」など、その他にも自分自身に対しての問いかけを、日々自身に投げかける習慣があってこそ。
言い方を変えると、自分と向き合うことなく、自身に対する問いのないところには、気づき(オリジナル)は生まれないのですね。
ということで、どのようにすればオリジナル商品やサービスを生み出せるか?をまとめると・・・
毎日の生活の中で、自分と向き合い、自分の心の声・魂の声に耳を傾けること。
そして、そこで得た気づきを詩、メッセージ、文章、絵、アクセサリー、音、曲、料理、香り、ダンス、フォームなど、自分が得意な形で表現すること。(気づきを行動に移すこと)
さらに、そのオリジナルな表現を仕事にしたいなら、(人から求められる形に変換して)それに値段をつけて販売してみることです。
オリジナルって、別に変わったことをする必要も、あえて人と違うことをする必要もなくて、ただただ自分の心の声・魂の声のままアウトプットするだけ。
「家に帰るまでが遠足」という言葉があるように、気づきをアウトプット(自分の得意な形に表現)し続けてこそ、「生ききった!人生悔いなし!」と最期に言えるのではないかと、父の終末期介護に寄り添った体験から、私は思っています。
ただし、人には役割があるとも私は思っているので、オリジナルを生み出す役割を持っていない場合は、無理にオリジナルを生み出す必要はないし、オリジナルを生み出せなかったからと言って「生ききれなかった・・・」という訳でもないです。
その場合は、誰かが生み出したオリジナルを広げていくことが役割なのかもしれないし、そのあたりは自分と向き合うことによって、どういう気づきを得たか?を通じて、いずれ答えが分かると思います。
また、いつも言ってるように、命の期限は誰もが分かっていません。
だからこそ、自分と向き合って見つけた役割があるのなら、早く気づきをアウトプットし、値段をつけて世に出しましょう。
そうすることで、それを待ち望んでいる人には届けて喜んでもらえるし、自分も「生ききった!人生悔いなし!」ときっと言えるはず^^
追伸:
「自分らしくいたい」って言う人は多いけど、自分らしさって人と違うことそのものです。
だから、もし「自分らしくいたい。でも、みんなと同じが安心」と思っているなら、頭と心が一致していないかも。
その場合も、まず自分と向き合い、自分の心の声・魂の声に耳を傾ける習慣を持ってみてください。
そして、どんな自分の声が出てきたとしても、まるごと受け止めてあげてくださいね。
「そっかー、私そう思ってるんだー」と思うだけでOKです^^
それでは、次回もお楽しみに♪