春名恵です。
2018年に入って、一ヶ月が過ぎましたね。
私は、 誕生日カードを毎日投稿するようになってから、ずいぶん日付を意識するようになりましたが、それでも一ヶ月が過ぎるのは早いです!
このサイクルがあと10回も過ぎれば、「もう年末かー」と言ってることを想像して、ちょっとドキッとしてしまいました^^;
それでは、今日も「なぜ、勧誘って思われるのか?」について書いていきたいと思います。
前編、中編と続き、本日がラストの後編です。
さて、あなたは かなづち(ハンマー)を販売する人だとします。
家を建てたり家具を作ったりする職人さんにとっては、かなづちは『道具』です。
かなづちの使い勝手が悪くなってしまったという職人さんに、「新しいかなづち、いかがですか?」と提案すると、「ちょうど欲しかったところだよ。ありがとう!」と感謝される確立は高いですよね。
一方、赤ちゃんがかなづちを手にすると、それは『凶器』になります。
だから、「このかなづち、お宅の赤ちゃんにいかがですか?」と赤ちゃんのママに提案すると、「何言ってるの!?」と怒られます。当たり前ですよね。
でも、どちらも提案する商品は同じです。にも関わらず、反応が違う。
それを必要とする人からは「いいものを教えてくれてありがとう!」とめちゃめちゃ喜ばれるのに対して、必要としない人からは「何を買わせるつもり!?」「変なモノ勧めないで!」と思われてしまう。
ということは、商品の良し悪しが問題なのではない、ということは分かりますよね?
商品・サービスが素晴らしければ素晴らしいほど、私たちはついついみんなにその良さを伝えたくなります。
「この商品、いいよ!」「このサービスは素晴らしいよ!」「おすすめ!」って。
でも、それよりもまず、それが『誰にとっていいのか?』を見つける作業のほうが実はものすごく大事ということが、ここからも分かると思います。
誰が・何に困っているか?
誰に・何が喜ばれるか?
その困りごとや喜びごとに、自分の商品やサービスを結びつける。
自分の商品・サービスが先にあるのではなく、
誰が・何に困っているか?
誰に・何が喜ばれるか?
が先です。
このように、「欲しいと思っている人は誰か?」という仮説を立てることなく誰かれ構わず情報提供したり、商品・サービスを提案してしまうと、「勧誘された」とか「買わされた」と言われ、断られる恐怖も同時に味わうことになるのです。
ネットワークビジネスでも、それは同じ。
職人さんが持てば道具になるかなづちも、赤ちゃんが持てば凶器になってしまうように、起業したい人や社長になりたい人のための道具を、サラリーマンがいい!と言っている人に渡そうとしても「そんなのいらない!」ってなりますよね。
Bクワドラント(ビジネスオーナー)になりたい人を育ててBクワドラントのポジションを得る仕事を、「正社員こそ安全!安泰!」と思っているEクワドラントの人や、人を育てるよりも自分自身が動いていきたいSクワドラントの人にそのまま伝えても、「何を買わせるつもり!?」「何をさせるつもり!?」と、道具が凶器になってしまう可能性は高いんです。
E | B
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S | I
E:従業員、S:自営業者、B:ビジネスオーナー、I:投資家
また、人は今の自分の考えの延長で物事を見て・聞いて・考えるので、その範囲外のことを言われてもなかなか理解できません。
たとえば、
Eクワドラントの人には、Sクワドラントの人の考え方は理解できないだろうし(「起業なんて危ないよ」「止めときなさい」など)、
Sクワドラントの人には、Bクワドラントの人の考え方は理解できないだろうし(「身を粉にして働かず、涼しい顔してお金をもらうなんてけしからん」など)、
Bクワドラントの人には、Iクワドラントの人の考え方は理解できない(「投資なんてバクチと一緒」など)のだと思います。
ちなみに、逆からは何を考えているかがよく分かるのかもと思います。
(Iクワドラントから見たBクワドラントのメリット・デメリットはよく分かり、Bクワドラントから見たSクワドラント、Sクワドラントから見たEクワドラントも同じく)
いつも言ってるように、どの考え方が正しい、間違いではないですよ。
置かれた立場や環境によって、考え方や視点が異なるというだけです。
でも、商品・サービスを提供する側としてはそういったことも知っておくと、「自分はどのクワドラントの人に商品・サービスを提案しようとしているのか?」「自分が発信している内容は、そのクワドラントの考え方に合っているのか?」ということも確認しやくすくなります。
また、クワドラントが合っていれば(もしくは今は違ったとしても、将来的にBクワドラントへ行きたいならば)、ネットワークビジネスの話題を出したとしても、「勧誘された!」と嫌な顔をされることはグッと減ると思います。(話をするタイミングは大事だと思いますが)
さて、三回に渡って「なぜ、勧誘って思われるのか?」について書いてきましたが、いかがでしたか?
勧誘と思われないためには、
- まず、出会った人と信頼関係を築く努力をすること
- それを欲しいと思っている人は誰か?の仮説を立てること
- 欲しいと思っている人に商品・サービスを提案すること
このステップを踏むことで、勧誘ではなく「教えてくれてありがとう!」と言われるようになります。
【1.まず、出会った人と信頼関係を築く努力をすること】の補足
自分に正直に生きる=本音で生きることが、結果として信頼関係につながっていくと私は思っています。
本音だからといって何でも言っていい訳ではなく、思いやりは必要だと思いますけどね^^ ←私に言い聞かせてる 笑
あと、ブログなどで自分のことをオープンに書いていくことも、信頼関係を築く一つの方法だと思います。
黒電話時代は、直接会って信頼関係を築くという方法しかありませんでしたが、ネットがある今は、ブログで自分の考えをオープンに書いていくことで、まったく知らない人でも、会う前から親近感を持ってもらうことができます。
また、検索で存在を見つけてもらえるという意味でも、SNSではなくブログがベスト。
メルマガでもいいですが、まだブログを始めていないなら、まずは無料ブログからでもOKです。
【2.それを欲しいと思っている人は誰か?の仮説を立てること】の補足
扱っている商品・サービスが『誰にとっていいのか?』を整理するには、言葉でアウトプットしたり、文章でまとめていく作業が欠かせません。
仮説が合ってるか間違ってるかは、実際に人と会ったり、ブログを投稿してみるとおおよその見当がつきます。
売れれば仮説が合ってたということだし、売れなければ仮説が間違ってたということ。
仮説が間違っていた場合は、何度でも修正してやり直していきましょう。(やり直しあるのが普通)
【3.欲しいと思っている人に商品・サービスを提案すること】は文言のまま
ということで、あなたのヒントになれば幸いです^^
それでは、次回もお楽しみに♪