春名恵です。
前回は「人生の宿題は2つある」というテーマで、1つ目の宿題について書きました。
人生の宿題1つ目は、「何のために生きるのか?」という、生きる目的を見つけること。
それを実践するポイントは、最初は自分がしたいことではなく、人から求められるもの(かつ、それをしても苦痛じゃないこと)をすることでした。
人生の宿題2つ目は、生きていくためのお金の問題を解消すること。
生きていく上でのお金をどう確保するか?の答えを見つけ、それを実践していくポイントは、私は『不労所得を作ること』だと考えていると書きました。
生きていく上では宿題1&2のどちらも大事ですが、私の場合は宿題1をクリアすることにかたよっていて、宿題2はまだ残りまくり^^;
ということで、今日は私の頭の中を整理する意味も含めて、宿題2をもう少し掘り下げて書いていきたいと思います。
以前、これらの記事(セブンポケッツを作ろう、 No.38:好きを仕事にするリスクとは?)でも書きましたが、好きを仕事にするとは、自分が動いたら収入が増え、動かなくなったら収入が減るという働き方です。
自分が元気に動けるうちは問題なくとも、病気や親の介護などで動けなくなると収入が完全にストップしてしまうリスクは、1年仕事を続けようが、3年、5年続けようが変わりません。
変わらないどころか、年々体という器が老いていく分、リスクは高まるといえるかもです。
自分以外の事情で自由に動けなくなるというのは、病院や介護施設・老人ホームなどの病床数不足により、今後増えていきます。
これまでは、親が病気になったり介護で手がかかるようになった場合、病院や施設に預かってもらおうかという選択肢がありましたが、病床数不足で入院・入居できなくなると、自宅で見ざるを得なくなるのです。(地域包括ケアシステムとして、政府も在宅介護を推進しています)
私も、2013年に在宅介護で父を看取りました。
末期がん発覚から2ヶ月弱という短期間の在宅介護であり、母・妹・私の3人体制ではありましたが、仕事を続けながらこれを数ヶ月、数年に渡ってするのは、かなり厳しいんじゃないかと感じました。
「じゃあ、ヘルパーさんに頼めばいいのでは?」という声もあるかもしれません。
だけど、うちの父のように「ヘルパーさんの体臭が気になる」となると、家族で見ざるを得なくなるのです^^;
自分自身が健康でも、いや自分自身が健康なうちにこそ、労働所得から不労所得へと移行する必要性を私が感じたのは、そんなことも理由の一つです。
また、これは好きを仕事にすることに関連しますが、個人事業主であっても、事業を営んで得た利益には税金がかかります。
その税金+社会保険料は利益が出た年ではなく、翌年に支払うことになります。
利益として入ってきたお金を翌年まで置いておける生活の余裕があればいいですが、個人事業主の場合はたいていそうでないと思います。
その場合は、今の生活費+昨年の税金&社会保険料のお金も稼いでいく必要があります。
その際、電気・水道・ガスのようにライフラインとなるものが自分の事業の軸であるなら、流行り廃りに左右されないし、利益の目処が立てられるかもしれません。
だけど、人は飽きます。今年ヒットしたものが、来年もヒットするとは限らないのです。
だから、好きを仕事にしたい場合は収入源を複数持っておく必要があるし、少なくともそのうち一本は、自分が動かなくても収入を得られる不労所得であることが大事になってきます。
ということで、ここまでは、好きを仕事にする場合の不労所得を作る必要性について書きました。
でも、このメルマガをお読みいただいている方には、好きを仕事にするのではなく、「好きなことをして生きていきたい!」という人もいると思うので、ここでちょっと、時間とお金の自由を得られることがよく分かる表を紹介したいと思います。
さて、キャッシュフロークワドラントという言葉を聞いたことありますか?
金持ち父さん貧乏父さんの著者であるロバート キヨサキ氏が、職業の違いに関わらず「収入の得かたは4種類しかない」ということを説明した表です。
E:従業員(雇われて働いている)
S:自営業(自営している)
B:ビジネスオーナー(お金を生み出す仕組みを持っている)
I:投資家(お金に働いてもらう)
の4つに分類されています。
※クリックで拡大できます
左側が労働所得層、右側が不労所得層です。
左側は『自分の時間&体=労働力』を提供する働き方なので、それを続ける限り、時間とお金の自由は得られません。(時間はあるけどお金がないとか、お金はあるけど時間がないというのは叶えられます)
好きなことをして生きていきたい!という場合でも、『自分の時間&体=労働力』を提供する働き方でそれを実現しようとすると無理が出てきます。
1日は24時間と限られており、その時間から仕事、家事、睡眠、子供や介護する人がいる場合はお世話の時間なども差し引き、その残りが好きなことをできる時間。
もし今、この限られた時間で好きなことをできているなら、わざわざ現状を変える必要はないと思います。
だけどそうでない場合は、生きていくためのお金&好きなことをする時間の両方を得られる方法を考える必要があります。
その視点で上記キャッシュフロークワドラントをもう一度見てみると、自分以外が動くことで収入を得られる(自分が業務・仕組みに組み込まれなくても収入を得られる)右側の不労所得層に移る必要性が理解できると思います。
以前、私がこの記事(No.38:好きを仕事にするリスクとは?)で、「もし自分の事業の中で『自分がいなくても回る仕組み作り』ができないなら、他社の仕組みを取り入れたらいいと思います。
私は、その他社を『Googleアドセンス(ブログからの広告収入)+ ネットワークビジネス』と考えています。」と書いたのは、どちらも不労所得になり得るからです。
さらに、ネットワークビジネスはキャッシュフロークワドラントで言う『B:ビジネスオーナー』になることが可能だからです。
ちなみに、仕組みが出来上がるまでは労働所得『S:自営業者』からのスタートだし、ノルマを決めてやるもやらないも個人の自由。やらなければ一生『S:自営業者』のままだし、仕組みの作り方によっても『S:自営業者』に留まります。(←という私は、まだS:自営業者です)
また、ネットワークビジネスでも会社によって扱っている商材は様々ですが、歯磨き粉や台所洗剤、洗濯用洗剤など日用品がメインな会社を選んだのは、先ほど書いたように、電気・水道・ガスのようにライフラインとなるものが自分の事業の軸であるなら、流行り廃りに左右されないからです。
あとは、お金を節約する必要に迫られたとき、一番に削られる対象が美容代やサプリ代になると考えたから。
お金がないと言ってる人でも、歯磨きはするし、洗い物や洗濯もする。 親の介護があっても、歯磨きはするし、洗い物や洗濯もする。
(2018年7月追記:地震や大雨などの災害時でも歯磨きはする! ←ここ、ニーズ(必要だから買う)とウォンツ(ほしいから買う)の、「ニーズの場合は価格競争に陥りやすい」という思い込みを外さないとみえない世界観です)
自分からつながったメンバーも、そのメンバーからつながったメンバーも、どんな流行り廃りがあろうと、親の介護があろうと、自分が日本を離れようと、歯磨きはするし洗い物や洗濯もするというのは、電気・水道・ガスのようなライフラインと同じビジネスだと私は感じたのでした。
もちろん、企業としての信用度が高いとか、環境に配慮しているとか、会員内外の声にすぐ応えてくれるなどもあった上でです。
そして製品のファンであれば、どんな流行り廃りがあろうと、親の介護があろうと、自分が日本を離れようとお客さまは卒業しないのです。(製品のファンなので、お客さまは好きでそこに居続けてくださる)
ただし、製品のファンになってもらうまでには、ネットワークビジネスという言葉に対する世間のハードルは正直高いと思うので、いかに自分を信用してもらうかにかかってくると思います。
そのためにも、まず自分が自分のことを信用しているかとか、信用していなければそこをクリアにするための感情をケアするステップも必要になるし、何のためにそれをするのかとか、それが誰にとってどういいのかとか、自分自身の棚卸しを含めたアウトプット(考えを言葉に出したり、文章で書いたり)は、好きを仕事にする場合と同じく必要になってきます。
ある意味、合う人、合わない人はくっきり分かれるビジネスだと思いますが、他社の商品・サービスをブログで紹介するアフィリエイターさんや、○○協会の認定講師などで講座やセラピーなどの普及活動を行うことに抵抗ない人、協会そのものを設立している人はネットワークビジネスの仕組み自体は抵抗ないと思います。(ねずみ講ではないし、合法だし、上に気に入ってもらおうがもらわなかろうが数字という実績で報酬が決まるので)
以前も書きましたが、私にとっての好きを仕事にする出口は、
- 自分がいなくても回るビジネスの仕組みが作れていること
- 収入の柱が7つ以上あること
- 生活のためにお金を稼ぐ状態から卒業できていること
です。
その上での選択が上記に書いたことでした。
とここまで書いてきて、私の頭もだいぶ整理されました。
世の中には、本当にいろんな選択肢があります。 選択なので、結局は自分がどうしたいかだけ。
これをきっかけに、あなたも生きていく上でのお金をどう確保するかにあたって、「自分は何を選択したいか」または「何を選択しないか」を考えてみてくださいね。
そして、いつどのタイミングでも、あなたの本音からの選択をしていってください^^
追伸:
この記事(No.38:好きを仕事にするリスクとは?)でも書きましたが、私はGoogleアドセンスであろうとネットワークビジネスであろうと、そのベースとなる考え方や動き方は、会社名という看板なしでゼロから商品・サービスを作り、実際にモノを売ってみる体験によって身につくと思っています。
なので、好きを仕事にするための体験がある方がよいと思っています。
なぜなら、どちらもビジネスである以上、『人が物を売り、それを買うというやり取りの本質』は同じだと思うからです。
もちろん、最初からビジネスセンスがあったり、親が商売人という環境に育った人ならそういうのは必要ないかもですが。
でも、これも結局、どのルートを通るかは自分の選択なんですけどね。
それでは、次回もお楽しみに♪