春名恵です。
本日午後からはデジタル書勉強会。
こちらは、書と写真をCGで融合させての作品作りを学ぶ場です。
本日のテーマは和歌
久かたのひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ
紀友則
自宅で筆文字作品を準備していきます。
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勉強会で様々な技術を学んだ後、完成したのがこちら
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久かたのひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ 紀友則
モダンな紀友則になりました♪
でも、アートというよりちょっとチラシっぽいかも^^;
同じ素材を使っても完成形はみんな違う
毎回思うのが、同じ素材を使っても、みなさん全く違う作品に仕上がること!!(パッと見は同じ素材を使っていると気づかないと思う)
出来上がった作品は、その人ならではの個性、傾向が現れていておもしろいです。
勉強会が始まるまでの数時間前には出来なかったことが、こんな感じに出来るようになったことがうれしい!
図面描きとデジタル書の違い
私はCADで図面を描いてたときもそうでしたが、黙々と作業するのが好き。
だから、このようにちまちまいじって思い描いたイメージが形になっていく過程は、ものすごく楽しく感じます。
さて、図面もデジタル書もどちらも「描く」作業をしていますが、それでも両者で大きく異なることがあります。
それは図面の場合は、100人いたら100人皆が同じ解釈をする図面を作る必要があること。
デジタル書(アート)の場合は、同じ解釈は求めないこと。(作る側は自由に表現していいし、観る側も自由に観ていい)
16年間ずっと図面描いてたので、今デジタル書やってると、その違いをすごく感じています。
言葉や文章は人によって解釈が違う
人に何かを伝えようとする場合、世間一般的には言葉や文章が必要だと思われています。
ところが、設計(図面)の世界では図面を正しいものとしてやり取りします。
なぜなら、言葉や文章は人によってその解釈が異なるからです。
だから、図面を描く場合は文章(文字)は極力使用しません。
極力文章を使わないとはどういうことかというと、書き表した文章を図形や記号に置き換えられるならば、すべて図形や記号に置き換えて描くのですね。
さらに、1枚の図面を見て100人にモノを作ってもらうとしたら、100人全員が同じモノを作り上げられることを図面では要求されます。
100人中99人は同じモノが作れました。でも残りの1人は同じものを作れませんでした。というのは、図面としてはダメなんです。
私はそんな環境で16年間過ごしてきたので、同じ解釈求められずに済み、再現性を求められないことが、こんなにも気分が楽なこととは思いもしなかったのでした^^;
展示会へ出展します
デジタル書デビューして間もないですが、今年の9月中旬には、春名もデジタル書の展示会へ出展させていただきます!
場所は京都三条。
またブログでも案内させていただきますね。
よろしければ観光がてらお越しくださいませ。