【CADが遅い理由:2】図面の完成状態が分からない

思っていることはみんな違う CAD速くなりたい

 

春名恵です。

 

CAD操作が速くなるために、CADが遅い5つの理由を書いています。

 

今回は、第2回目【CADが遅い理由:2】図面の完成状態が分からない でお届けします。

 

表には出てこない『完成状態が分からない』という悩み

「図面の完成状態が分からない」という悩みは、私もCADを始めて数年間ありました。

 

最初は、何で分からないのか?が分からなかったんです。

 

もちろん、後の回で述べる『作図以上の知識がなく、設計者の話や意図が理解できない』も理由のひとつではありましたが、もっと別のところにも理由がありました。

 

手順や方法だけでは、完成状態は分からない

多くの場合、打ち合わせをしているにも関わらず、「どうなればいいか」の完成状態ではなく、「どうしたらいいか」の手順や方法だけを話しています。

 

長時間カンヅメになったから何か決定したような気がしますが、いざ作業に取り掛かろうとしたとき、「あれ?結局どうなればいいの?」と立ち止まることが少なくありません。

 

手順や方法だけを聞いても、完成状態を互いに共有していなければ、「図面の完成状態が分からない」悩みや迷いが生まれるのは、必然とも言えます。

 

まぁ、これはCADの仕事に限らず、人と打ち合わせする場面なら、どこでもある話だと思いますが・・・

 

「で、結局どうなったらいいの?」と分からなくなったとき、これを確認するようにしてから、私は迷いがグンと減りました。

 

相手の頭の中にあるイメージを聞く

相手の頭の中にあるイメージを聞くこと。

これです。

 

大事なことなのでもう一度言いますが、相手に確認することは、図面(業務)の完成状態です。

 

最初に作業手順を聞いてはいけないのです。

 

手順を聞く場合は、完成状態を確認した後でお願いします^^

 

 

改めて・・・

 

図面(業務)の完成状態を確認するには、相手が頭の中に描いている完成イメージを聞き出す、もしくは描き出すことがポイントです。

 

それは、図面という形の場合もあるし、同時にそろえる資料であったりもします。

 

 

また、図面や資料の出力サイズは?ファイリングはするの?など、担当者の思い描くイメージを、

  • 言葉として聞いたり
  • 描いたり(書いたり)
  • 復唱することによって

互いのイメージを近づけていきます。

 

言葉は信じてもよい?

この二つの言葉をご覧ください。

かなづち(ハンマー)
職人さんが手にすると『道具』
赤ちゃんが手にすると『凶器』

 


与えることが愛と思っている人
受け取ることが愛と思っている人

 

同じ言葉なのに解釈が見事に違いますねー

 

 

ということで、言葉というのは、誰にとっても意味が同じではありません。

 

人や立場によって解釈が異なるということを覚えておくことで、仕事のミスはグッと減ります。(仕事以外の人間関係も良くなるかもです)

 

 

実際に、打ち合わせの場面で「私はこういう意味にとらえたけど、相手はどうなんだろう?」と疑問に思うこともよくあると思います。

 

そんなときは、『言葉は人や立場によって解釈が違う』ということを思い出し、相手が発する言葉が自分にとって分からない場合は、事前に確認しておくといいですね。

 

とはいえ、あんまり「○○ってどういうことですか?」ばっかり聞いてると嫌がられるので、聞き方を工夫する必要はありますが^^;

 

完成イメージを共有しない悲劇・・・

思っていることはみんな違う

 

ちなみに、誰も完成状態を話していないからと言って、みんな完成状態を分かってない訳ではないんです。納期がいつとか、これを納入するとかの大枠は共有しています。

 

でも、完成状態については、みんなそれぞれの頭の中で、個別のイメージを描いています。

 

このように、最終の完成イメージが共有できていないことから、もうすぐ図面完成するぞーという頃になって、「え?なんか違うで?」「こんなんじゃない!」「やり直し!!」ということが、日常茶飯事で起きるのです。

 

 

もし、完成イメージがみんな同じであれば・・・

 

一発でOKもらえるはず

 

ですよね? 笑

 

イメージを共有するといいこと

本来、チームとして同じゴール(完成状態)に向かっていくはずが、「どのような状態を完成状態とするか?」を話すこと抜きにして、手順や方法だけを一生懸命話し合うことは、暗闇を手探りで進んでいくようなもの。

 

だけど、完成イメージを共有することで、ゴールがいとも簡単に見えてきます。

 

このゴールが見えるからこそそこまでの距離が分かるし、その道のりに障害があるかどうかが分かれば、事前に対策を講じることもできます。

 

 

また、完成イメージを共有していく過程で、そもそも完成状態があやふやだったことが分かる場合もあります。

 

「そこ、もうちょっと詰めないといけないなぁ」が事前に分かれば、取り掛かった後でやり直しすることになったであろう時間分を、別の業務にもまわせるようになるのです。

 

余談ですが、担当者の業務量的に「そこは今はあんまりいじらんといてほしいなぁ^^;」(今は明確にしてほしくない。詰めてほしくない。時間に余裕がないから・・・)という場合もあるので、そこはご自分で見極めてくださいね 笑

 

まとめ

図面の完成状態が分からない理由は、「どうしたらいいか」の手順や方法を話すばかりで、「どうなればいいか」の完成状態を誰とも共有していないからです。

 

図面の仕事を受けるときに明確にしておくことは、手順や方法ではありません。

 

「どの状態をもって完成とするか」のゴールを明確にしてから、仕事を受けてくださいね。

 

手順や方法を聞くのは、その後です!

 

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