CADは道具でしかない!

鉛筆 CAD派遣

 

春名恵です。

 

2001年、私は機械モノの図面を描くCADオペレータへ転身しました。

 

CADオペレータの最初から機械図面だったわけではなく、建築系CADから機械系CADへの転身です。

 

転身の理由は3つあります。

 

当時はCADを使える人は少なかったですが、今後インテリアコーディネーターがCADを使えるようになったり、設計とCADを学んだ学生さんが入社してくれば、図面をただ描くだけのCADオペの需要は少なくなると思ったこと。これが一つ目の理由です。

 

二つ目は、建築物の場合は、一度完成してしまうとその後の建て直しまでの期間が長いこと。一方、携帯電話やパソコン、家電をはじめとする機械モノに関する分野なら、新商品が出るまでの期間(=商品の寿命)が建築物に比べて短いので、商品の寿命が短いものならそれだけ新しい図面を描く機会も多く、仕事もあると思ったことです。

 

 

三つ目は、これが機械系CADオペへと転身することとなった最大の決め手ですが・・・^^;

 

CADオペのままではいずれ食いっぱぐれる!と危機感を持った私は、建築設計を学ぶべく、仕事の後に専門学校へ通いはじめました。ところが、内容が難しかった上に、法律など覚えることがたくさんありギブアップ。このとき、「人にはやっぱり向き不向きがあるかも・・・」と、久々に挫折感を味わいました。

 

この三つ目がきっかけとなり、当時正社員で働いていた私は「機械系CADオペにならせてください」と異動願いを出し、機械系メーカへと派遣されることになりました。

 

が!

 

これまで描いてきた建築系の図面や、電気・水・空気などの配管図面、高速道路や柱など鉄筋コンクリートの図面とは全然違うことに、実際に機械モノの図面を描くようになってから気づいたのでした。

 

分からない・・・

設計者が言ってる日本語が分からない・・・

そもそも、何が分からないかが分からない・・・

分からないということだけが分かっている・・・

 

という、ストレスフルな毎日を送っていました。

 

即戦力であることが求められるのが派遣なので、仕事で分からないことがあっても、どこまで聞いていいのか分からない。

 

もちろん、仕事を進める上での不明点は確認しますが、「それを知らなくて、なぜこの仕事をしている?」というようなことは聞けないのです。

 

 

これを例えるなら・・・

設計者側からすれば、高校に在学しているのに中学で習ったはずのことを派遣が聞いてくるというイメージでしょうか。

 

正社員の場合は、高校に入学したときにはオリエンテーションがあって、徐々に学生生活に慣れていきます。そして、高校の入学式に出席しているということは中学を卒業している前提です。

 

一方、派遣の場合はその高校(派遣先)に入ったとしても、これまで中学を卒業しているとか、そもそも小学校を卒業しているとかは関係なく、いきなり高1の二学期の授業とか、高3の授業に混じるイメージです。

 

でも、それが派遣という働き方なので文句は言えません。

 

CADオペとは、ここで言うところの、えんぴつと消しゴムの使い方(CADの使い方)はよく分かっていて、黒板の文字は速く書き写せる(=図面という形には仕上げられる)という状態。

 

建築系CADオペから機械系CADオペへの転身とは、単に黒板に書かれた内容が違うだけでなく、書き写すルールが全然違ったのです。

 

そんなことを知らずに機械系CADオペとなった私は、ただ書き写すスキルしかなかったのにも関わらず、書き写す以上のことを要求される環境に身を置かれることとなりました。

 

ようやく黒板を書き写すことは慣れても、その内容や意味が分からない。

 

そのため、「ちょっとここを設計検討してみて(=黒板の内容を書きかえてみて、それが成り立つのか否かを教えて)」と言われても、何をどうしたらいいのかがさっぱり分かりません。

 

そのときはじめて、CADというのは単なる道具(えんぴつ&消しゴム)でしかないんだということが腑に落ちました。

 

どれだけ速く描けてCADという道具を使いこなせても、それだけではいずれ仕事にあぶれる・・・

 

そう思った私は、分からないことについて独学で学ぼうとしました。

 

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