たまには
過去をふり返ろう
好きなことをしようと思ったら、自分は何が好きなのかを知っている必要がある。
では、今自分が好きだと思っていることは、本当の本当に好きなことだろうか?
親や社会、周りの人たちの期待に応えられる好きなこと、みんなから「ステキだね」と憧れられたり高評価を得られる好きなこと、流行などメディアにあおられた好きなこと、これがイヤだからあちらという不快から逃げるための好きなことをしても、それが自分の魂が望む「好き」と一致していなければ、その好きなことは続かない。
何より、深いところから湧き上がる充実感は決して感じられないだろう。
自分が本当に好きなこと・ものが何かを知るには、過去を振り返ることが必要だ。
過去、時間を忘れるぐらい夢中になれたことは何だろう?
もしくは、それに取り組んでいたときの感覚・感情はどのようなものだったのだろう?
それを思い出そう。
自分の好きなこと・ものは、過去を振り返ることなく描く未来の中には存在しない。
だから、たまには過去を振り返ろう。
追伸1:
本日はこちらのカードを読み解き。
問、水、食:暖簾に腕押し(少しも手ごたえや張り合いがないことのたとえ:コトバンクより)→ 手応え、張り合いないものを取り入れても楽しくないということからの、本日の読み解き。
追伸2:
過去を振り返ることなしに描く未来は、他人の価値観・正解に基づいた未来図であり、他人の幸せ像や成功像を生きることでもある。
それが自分の魂が望むことと一致していれば何の問題もないが、そこが一致しないまま突き進むと、成功したのに幸せではないということが起こるようになる。
でも、多くの場合はそこまで行かず、まずはの行動の一歩が踏み出せない。もしくは、未来が描けない。
なぜなら、自分の魂が望んでいることではないからだ。
だから、進めないときは未来を描くのは一旦横に置いて、過去を振り返ろう。
自分は何が好きで、どんなことはイヤで、どんなことは嬉しくて、どんなことに腹が立つのかを振り返ろう。
過去を振り返ることで、当時感じていた違和感や一致感を通じて、自分の本音をあぶり出していくことができる。
その作業を経て、結果的にその作業をする前と同じことをすることになったとしても、それに取り組む気持ちは全く違うものになっている。
なぜなら、そのときの気持ちや言葉、身体には魂が入っているからだ。
そんな魂入った好きなことをできる人生は、素直にいいなと思う。