春名恵です。
さて、速読トレーニングとは右脳を鍛えるものです。
一般的には、
- 理論立て、計算、言葉(言語化)、ひとつずつ順番に処理することは左脳
- 感覚的なもの、イメージ、芸術、大量にランダムに高速処理することは右脳
といわれており、左脳は鍛えても限界がある一方、右脳は鍛えれば鍛えるほど伸びていきます。
右脳力が発揮できるに伴い、左脳力が引き上げられていくのです。
「英語のリスニングをイメージ化しながら出来るようになると、特に勉強していない他の教科も底上げされ、同じように出来るようになる」と、とあるセミナーで実績も見せてもらいつつ聞いたときには「私も学生の頃にこんな手法に出会いたかった~」と思ったものです^^;
速読トレーニングは、そんなこともベースになっています。
ところで、この記事でも出てきたこの写真。
水面から出ている上の部分が意識(頭で思っていること)、水面下にある部分が潜在意識(心で思っていること)を表している例として使いましたが、実はこれ、左脳と右脳にもあてはめられるんです。
水面より上の部分が左脳(理論立て、計算、言葉(言語化)、ひとつずつ順番に処理)、水面下が右脳(感覚的なもの、イメージ、芸術、大量にランダムに高速処理)ともいえます。
私がやっている速読レッスンは、『意識しなくても出来ること』という右脳の特性を利用しているので、頭でごちゃごちゃ考えず、まずはやってもらうのが習得の近道なんですね。
「右手と左足を交互に出すにはどうしたらいいか?と考えるより、まずはイスから立ち上がって体重を前にかけてみて。そしたら自然にどちらかの手足が交互に出るから」という感じです。
右手を前に出すときには左足を後ろに引き、そのときの角度は何度とか考えるとギクシャクしてうまくいきません。
考えなかったらうまく行くのに~ということが、速読トレーニングにも当てはまるのです。
頭を使うことは大事。
頭を使うことでできることは数多くあります。
でも逆に、頭(脳)を休めることでできることもまた多くある、と私は思っています。
そのひとつが速読トレーニングなのです。