春名恵です。
2014年の未投稿記事を発見。
加筆して、改めて投稿したいと思います。
エンディングノートを書くために大切なこと
2013年11月に父が亡くなった後、どうすれば自分も「いい人生だった!楽しかった!人生悔いなし!」と最期を迎えられるのだろう?と考えるようになりました。
その答えの一つとして、エンディングノートを書くことが第一歩になると思いました。
ところが、エンディングノートを書くと言っても、生命保険の証書はどこにある?など、その所在を知っている人ならば誰が書いても同じ答えになることはともかく、延命治療はどうしたいのか?とか、家族にやってほしいこと・やってほしくないこと、葬儀は?などを書いていくにあたっては、人それぞれ答えが違います。
漠然とした大きな括りでの答えはもしかしたら同じかもしれませんが、細かく聞いていくと、自分ならではの希望や要望が出てくるはずです。
もしくは、そこで答えにつまづくかもしれません。
あなたは本当はどうしたい?
そう思っていることは、本当に本当?
誰にも遠慮してない?
本当?
そのようなところまで掘り下げて初めて、心のもやもやが晴れた、本音のエンディングノートが書けるのだと考えます。
さて、本音でエンディングノートを書くために大切なことは何でしょう?
それは、自分で自分の本音を知っている必要があるということです。
自分のこと、どれくらい知ってる?
では、あなたは自分自身のことをどのくらい知ってますか?
名前や生年月日、星座や血液型などの情報ではなく、自分の考え、価値観、信念を自分でどのくらい知っていますか?
「それって常識でしょう?」「この歳では、なかなか考えを変えられないねぇ」「私はいつもこうだから」などのセリフ、よく言いますか?
これらにも、価値観や信念が表れています。
あなたが今常識だと思っていること、当然そうであると思っているあなたの価値観や信念は、過去のどのような体験から築き上げられたものなのでしょうか?
この価値観や信念に気づいて深く掘り下げて行くことで、自分の本音を知っていくことができます。
自分の価値観、信念が人間関係に及ぼす影響は大きい
私も、まだ自分自身の価値観等をすべて知れているわけではないです。
ただ、数々のセラピーやコーチング等を受けて自分のことを棚卸ししたり、実際にセッション(セラピー、コーチング等を行う)をさせていただいたりして感じることは、価値観、信念は日頃から口ぐせとして出ていて、それらが人間関係にも大きく影響を及ぼしているということです。
そもそも、自分は何のために生きてるのだろう?
人間関係のゴタゴタに巻き込まれ、日々それを解決するため奔走するために生きているのではないはずです。本来は。
自分の個性を押し殺してまで人の問題にあれこれ首を突み、「話を聞いてくれてありがとう」「あなたがいてくれて助かるわ」と感謝されることに生きがいを見出しているなら、ある意味それは趣味でいいと思います。趣味の話まで、他人がとやかく言うことでもないので、個人で楽しんでもらったらいいと思います。
だけど、「いやいや、そんなことに巻き込まれるために生きているのではない!」と心底思うなら、そういう人間関係の影響を受けていない自分ならどんな生き方をしたいか、どんな終わり方をしたいかを知るために、自分の本音を知っていってほしいです。
そのためには、自分の口ぐせに気づくことから価値観や信念に気づき、それらを深く掘り下げてみてください。
そうすることで、周りや社会が期待する頭が望む生き方ではなく、自分の本音である魂が望むしたい生き方ができるようになります。
その生き方が、結果として「話を聞いてくれてありがとう」「あなたがいてくれて助かるわ」と感謝されることにつながるはずです。
先ほどとの違いは?
自分の個性を押し殺してまでそれをするか、自分の個性を活かして無理なくそれをするかの違いです。
前者は、感謝を強要します。
自分はこれだけやってあげているという気持ちがあるからです。自分が人の役に立てたことで自らの存在価値を感じられるようになるので、相手がそれを喜んでいるかは二の次です。
後者は、感謝はされてもされなくてもどちらでもいいというスタンス。
自分が好きでやってるだけだからです。人の役に立てようが立てなかろうが自分の存在価値は変わらないと思っているので、相手が今それを望んでいるかどうかにも気を配れます。
今のあなたは、どちらが心地よい自分でいられますか?
人生悔いなし!と言うには、●●を知ろう
この記事の一番最初に、
『父の死後、どうすれば自分も「いい人生だった!楽しかった!人生悔いなし!」と最期を迎えられるのだろう?そう考えたとき、エンディングノートを書くことが、その第一歩になると思いました。』
と書きました。
でも、本来はエンディングノート自体を書き上げることが目的ではなく、
- 自分は何をされたらうれしいのか?
- 何をされたらイヤなのか?
- どのような選択をしたいのか?
- どのような選択はしてほしくないのか?
をはじめとする自分の大切にしたい考え方が家族や大切な人たちに伝わり、共有できてこそ、その役目を果たせるものになると思うのです。
また、自分の考え方が大切にしたい人たちに伝わり、共有できることがエンディングノートを書く目的であるなら、それはこのようなブログでもいいはずです。(小林麻央さんのブログが参考になるかと)
だからこそ、まず自分の本音を知ろう。
本音を知れば、ブログを書きやすくなるから。
本音を知れば、本音でエンディングノートを書きやすくなるから。